The Clockの 音響構造について

開発チームが目指したのは、ただ音を鳴らすだけでなく、音で「空間」を作り出すこと。その大胆な理想を具現化するために、The Clockのユニークな音響構造は生まれました。バルミューダのアートとエンジニアリングの物語をお届けします。

Written byバルミューダ ジャーナルチーム

木製テーブルの上に置かれたThe Clock
木漏れ日の森を流れる水辺

耳をすまして

大自然の中に立ち、耳を澄ましてみれば。きっと、いろいろな音が、さまざまな方向から聞こえてくることでしょう。そして私たちが感じるのは、音だけではなく、その場所が持つ雰囲気や、空間そのものだと思います。

The Clockの開発チームは大胆にも、自然界と同じことを実現しようとしました。つまり、音を鳴らすというよりも、音を使って空間を作ることを目指したのです。そのために数多くのアイディアが試され、結果、どこにもない、とてもユニークな音響構造が完成しました。

The Clockから音が広がる様子を示すイメージ

音のミルフィーユ構造

The Clockの超薄型スピーカーユニットは、それぞれサブウーファーとツイーターが用意され、計4個のドライバーで構成されています。またユニットをボディに密着させることで、The Clock本体が共振する設計とし、独自の深い奥行きと広がりを持つ音場が実現されました。低音域はバックパネルを通じて背面方向に出力され、中音域は左右に広がり、高音域は上方向につき抜けていきます。小さなボディからは想像もできない、空間を形作るための、音のミルフィーユ構造が実現されました。

音楽スタジオでキーボードを演奏する手元

アートとエンジニアリング

The Clockには、さまざまなサウンドが用意されています。時報を告げる優雅なチャイムの音、チェロの重奏による目覚まし音、雨の音をベースにしたリラックスのためのサウンドなどなど。これらの音源は、バルミューダの友人である複数のアーティストたちが作成しています。彼らが作った音源はバルミューダ社内の音楽スタジオに持ち込まれ、The Clockの音響特性を熟知したエンジニアと一緒に最終ミックスが制作されます。感性と技術の連携によって生み出される数々のサウンドは、深い奥行きと広がりを実現し、リビングルームや寝室を深い落ち着きの場所へ変えていきます。

夕暮れの山の風景

聞こえないはずの音「20kHz」

人の耳では、20kHzを超える超高周波の音は聞こえないと言われています。しかし近年、この聞こえないはずの音についての研究が進み、人間の自律神経の調整機能を向上させるという研究結果が発表されています。それは集中が必要な時には交感神経の働きが高まり、逆にリラックス時にはその働きが抑制されるという報告でした。つまり聞こえないはずの超高周波の音が、私たちのリラックスの質に関係しているかもしれないという内容です。

”人間の耳に聴こえない超高周波を豊富に含む音は、低下した自律神経の調節機能を改善することが期待されます。”
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター

同報告によると、超高周波の音は、大自然の環境音の中には多分に含まれ、都市部でのそれにはほとんど含まれないということです。いうまでもなく人間は大自然の中で進化してきた生き物。耳に聞こえなくとも、私たちの身体の中の何かが、懐かしい雰囲気や自然な感覚を思い出させるのかもしれません。The Clockでは、これらの音域を少しでも残すために非圧縮のサウンドを採用しています。

Written byバルミューダ ジャーナルチーム

Insights fromサウンドチーム

The Clock シルバー

The Clock

独自の音響構造により、数々のオリジナル音源を驚きの臨場感で再生。雨の音や、大河をゆく舟の音、ロッジの暖炉の響きなど、さまざまなアンビエントサウンドで、深い落ち着きの空間をつくりだします。

¥59,400(税込)


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